高隈杜鵑草（たかくまほととぎす）

Tricyrtis ohsumiensis
（＝Tricyrtis flava subsp. ohsumiensis）
ユリ科ホトトギス属の多年草。
開花は９月から１０月頃。
日本の固有種。


花の直径は4～5cm程度です


花被片は内花被、外花被ともに３個ずつです


雄蕊は６個。雌蕊は３裂し、裂片の先端はさらに２裂します


花被片の基部付近には淡褐色と濃褐色の模様があります


高さは25cm前後になっていました

鹿児島県（大隅半島）に分布しています。


葉身は広楕円形で鋭頭です


葉の基部は茎を抱き、茎はほぼ無毛です

これまでに掲載したホトトギス属の植物はトリキルティスのページから見られます。

タグ：Tricyrtis

リリウム・ブロウニイ・ヴィリドゥルム

Lilium brownii var. viridulum
ユリ科ユリ属の多年草。
開花は６月から８月頃。


花の直径は15cm前後でした


花被片の外側には紫褐色の条が入ります


花粉は黄褐色でした


高さは80cm前後になっていました

中国に分布しています。


花が重いのか、茎がしなっていました＾＾；


葉身は倒被針形～倒卵形です


ムカゴはありませんでした

これまでに掲載したユリ属の植物はリリウムのページから見られます。

タグ：Lilium

トゥリパ・クルシアナ・クリサンタ

Tulipa clusiana var. chrysantha
ユリ科トゥリパ属の多年草。
開花は春頃。


花冠は漏斗形です

花被片は黄色で、外花被片の外側は橙赤色です。


高さは20cm前後になっていました


葉は線形ですかね

●トゥリパ属●
トゥリパ・クルシアナ・クリサンタ
トゥリパ・フミリス ‘アルバ・コエルレア・オクラタ’
チューリップ

タグ：Tulipa

トゥリパ・フミリス‘アルバ・コエルレア・オクラタ’

Tulipa humilis 'alba coerulea oculata'
ユリ科トゥリパ属の多年草。
開花は春頃。


花の直径は4cm前後でした


花被片の基部は青色です


高さは10cm程度でした


葉は広線形ですかね

●トゥリパ属●
トゥリパ・クルシアナ・クリサンタ
トゥリパ・フミリス ‘アルバ・コエルレア・オクラタ’
チューリップ

タグ：Tulipa

エリトロニウム・グランディフロルム

Erythronium grandiflorum
ユリ科カタクリ属の多年草。
開花は春頃。
別名、「黄花片栗（きばなかたくり）」
英名、「イエロー・アバランチ・リリー（yellow avalanche lily）」、
「グレイシャ・リリー（glacier lily）」


花の直径は3cm程度で下向きです

花被片は強く反り返ります。


１本の花茎に花が１～３個つきます


高さは17cm前後になっていました

北アメリカ西部に分布しています。


葉は楕円形で波打ちます

●カタクリ属●
片栗（かたくり）
エリトロニウム・グランディフロルム
エリトロニウム・ツオルムネンセ ‘パゴダ’

タグ：Erythronium

杜鵑草（ほととぎす）

Tricyrtis hirta
ユリ科ホトトギス属の多年草。
開花は９月から１０月頃。
日本の固有種。


個性的な花ですね＾＾


花の長さは2.5cm前後です


外花被片と内花被片はそれぞれ３個です

花被片は白色で、紫色の斑が入ります。


花被片の基部には黄色い模様があります


花被片は斜開し、直径は3cm程度です


花柱は３裂し、裂片はさらに２裂します

透明で球状の突起があります＾＾


外花被片の基部は球状に膨らみます


花は葉腋に１～３個ずつ付きます

茎頂で総状花序になっているのはホトトギスではなく、
近縁種との交配種の可能性が高いです。


茎の長さは40～80cmになります

本州（栃木・茨城以西の太平洋側、北陸）、四国、九州に分布しています。


葉は披針形～長楕円形でした


葉の表面には短毛が多いです


葉の基部は茎を抱きます


茎には斜上毛が多いです


果実は蒴果です

これまでに掲載したホトトギス属の植物はトリキルティスのページから見られます。

タグ：Tricyrtis

黄花の杜鵑草（きばなのほととぎす）

Tricyrtis flava subsp. flava
ユリ科ホトトギス属の多年草。
開花は８月から１０月頃。
日本の固有種。


花の直径は3～4cm程度です


外花被片と内花被片は３個ずつです


なぜか花被片が５個のものがありました＾＾；


柱頭は３裂し、裂片の先は更に２裂しています


花柄は花よりも長いです

外花被片の基部は球状に膨らんでいます。


花柄には毛が散生していました


高さは40cm前後になっていました

九州（宮崎県）に分布しています。


葉は長楕円状披針形です

葉の幅は2.5～4cmになります。


葉の基部は茎を抱きます


果実は蒴果です


熟すと裂けて種子を散布します

環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類（ＶＵ）に指定されています。

これまでに掲載したホトトギス属の植物はトリキルティスのページから見られます。

タグ：Tricyrtis

上臈杜鵑草（じょうろうほととぎす）

Tricyrtis macrantha
ユリ科ホトトギス属の多年草。
日本の固有種。


花冠は釣鐘形で半開、長さは4cm前後です


花被片は黄色で、内側に紫褐色の斑点があります


外花被片の基部は短い距になっています


花柱は３裂し、その裂片はさらに２裂します


茎の長さは40～80cmになります

四国（高知県）に分布しています。


葉は卵状長楕円形です


葉の基部は浅心形、片側に耳片があって茎を抱きます


果実は蒴果です

環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類（ＶＵ）に指定されています。

これまでに掲載したホトトギス属の植物はトリキルティスのページから見られます。

タグ：Tricyrtis

岩百合（いわゆり）

Lilium maculatum
ユリ科ユリ属の多年草。
開花は５月から６月頃。


花の直径は8cm前後でした


花被片の基部が細く、隙間が出来ています


横から見ても隙間から向こう側が見えます


高さは30cm前後になっていました

本州（北陸以北の日本海側）に分布しています。


葉は無柄で披針形です


生長し始めの果実です

スカシユリに関しては、
a).日本海側に分布するものをイワユリ、太平洋側に分布するものをイワトユリと区別する見解。
b).イワユリとイワトユリを区別せず、スカシユリとする見解。
があります。

上記以外にも、
.野生種をイワトユリ、園芸品種をスカシユリとする分け方も使われています

これまでに掲載したユリ属の植物はリリウムのページから見られます。

タグ：Lilium

粘芒蘭（ねばりのぎらん）

Aletris foliata
ユリ科ソクシンラン属の多年草。
開花は４月から７月頃。
日本の固有種。


花被は黄緑色、長さは6～8mmになります


花は総状花序になります


高さは20～40cmになります

北海道、本州、四国、九州に分布しています。


根出葉は披針形～倒被針形で、7～11脈あります

タグ：Aletris