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小狸蘭(こたぬきらん) [カヤツリグサ科]

Carex doenitzii
カヤツリグサ科スゲ属の多年草。
日本の固有種。

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小穂は2~3個です

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頂生小穂は雄性です

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側生小穂は雌性です

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高さは20~30cm程度でした

北海道、本州(中北部、近畿南部)、屋久島に分布しています。

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葉は線形です

●スゲ属●
大島寒菅(おおしまかんすげ)
狸蘭(たぬきらん)
小狸蘭(こたぬきらん)
台湾寒菅(たいわんかんすげ)

タグ:Carex
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浮矢幹(うきやがら) [カヤツリグサ科]

Bolboschoenus fluviatilis subsp. yagara
(=Scirpus yagara
カヤツリグサ科ウキヤガラ属の多年草。
開花は夏頃。

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小穂の長さは1~2cmになります

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小穂は散形になります

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葉状の苞が数個付いています

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高さは70~150cmになります

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、北アメリカに分布しています。

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葉は線形です

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葉の基部は茎を抱き、葉鞘になります

※広義のホタルイ属に含める見解もあります。
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狸蘭(たぬきらん) [カヤツリグサ科]

Carex podogyna
カヤツリグサ科スゲ属の多年草。
開花は3月から4月頃。
日本の固有種。

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小穂が目立ちます

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上が雄性で下が雌性でしょうか?

Carex_podogyna06.jpg
花が終わった後の雌性小穂です

Carex_podogyna07.jpg
こちらは花後の雄性小穂です

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タヌキの尻尾のようです

少し撮影時期が遅かったようです^^;

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高さは30~100cmになります

北海道(西南部)・本州(中部以北)に分布しています。

●スゲ属●
大島寒菅(おおしまかんすげ)
狸蘭(たぬきらん)
小狸蘭(こたぬきらん)
台湾寒菅(たいわんかんすげ)

タグ:Carex
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母島天突(ははじまてんつき) [カヤツリグサ科]

Fimbristylis longispica var. hahajimensis
カヤツリグサ科テンツキ属の多年草。
開花は夏頃。

hahajimatentsuki05.jpg
花弁のない地味な花です

hahajimatentsuki06.jpg
小穂は茎の先で集散花序になります

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草丈は40cm程度になっていました

母島の固有変種です。

hahajimatentsuki08.jpg
葉は線形をしています

写真の株は栽培個体のため野生株よりも大きくなっているそうです。

環境省のレッドリストでは絶滅危惧IB類(EN)に指定されています。

タグ:Fimbristylis
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白鷺蚊帳吊(しらさぎがやつり) [カヤツリグサ科]

Dichromena colorata
カヤツリグサ科ディクロメナ属の多年草。
開花は6月から8月頃。
北アメリカ南東部原産。

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苞が放射状に広がっています

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中央部が花序です

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葉状苞は途中まで白くなっています

shirasagigayaturi04.jpg
高さは60cm程度になります

shirasagigayaturi05.jpg
葉は長さが30~40cm程度になります

●カヤツリグサ属●
白鷺蚊帳吊(しらさぎがやつり)
紙蚊帳吊(かみがやつり)

ミカヅキグサ属に含めRhynchospora colorataとする資料もあります。
タグ:Dichromena
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台湾寒菅(たいわんかんすげ) [カヤツリグサ科]

Carex longistipes
カヤツリグサ科スゲ属の多年草。

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雄小穂の長さは10cm弱でした

雄花序は頂生します。

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雄花が密に集まっています

雌花序は側生します。

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高さは30cm程度でした

西表島、台湾に分布しています。

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葉は長さが20~30cmになります

果実は痩果です。

環境省のレッドリストでは絶滅危惧IA類(CR)に指定されています。

●スゲ属●
大島寒菅(おおしまかんすげ)
狸蘭(たぬきらん)
小狸蘭(こたぬきらん)
台湾寒菅(たいわんかんすげ)

タグ:Carex
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三角藺(さんかくい) [カヤツリグサ科]

Schoenoplectus triqueter
(=Scirpus triqueter
カヤツリグサ科ホタルイ属の多年草。
開花は7月から10月頃。

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地味な花序です。花に花弁はありません

1つの小穂は長さが1cm前後です。

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草丈は50~100cmになります

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茎には3稜があり、断面は三角形をしています

sankakui04.jpg
上と下と向こう側で3面になっているのが分かりますか?

北海道~琉球列島、ユーラシアの温帯から暖帯に分布しています。

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大島寒菅(おおしまかんすげ) [カヤツリグサ科]

Carex oshimensis
カヤツリグサ科スゲ属の常緑多年草。
開花は3月から4月頃。

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草丈は20~50cm。比較的大きな株になります

道端の雑草ではありません^^;

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葉は線形で幅は5mm前後です

伊豆諸島に分布しています。

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花茎の先端に雄小穂、中程に雌小穂をつけます

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暗褐色の棍棒状だった雄小穂から雄しべが伸びてきて・・・

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ほぼ全体が覆われます

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雌小穂。飛び出しているのは雌しべでしょうか?

スゲ属の植物は似たものが多くてさっぱり分かりません^^;

●スゲ属●
大島寒菅(おおしまかんすげ)
狸蘭(たぬきらん)
小狸蘭(こたぬきらん)
台湾寒菅(たいわんかんすげ)

タグ:Carex
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紙蚊帳吊(かみがやつり) [カヤツリグサ科]

Cyperus papyrus
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の常緑多年草。
アフリカ原産。
別名、「パピルス」

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草丈は2m程度です

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花軸の先に小穂が付いています

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放射状に弾けているような感じです^^

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小穂はこんな感じになっています

温室内で上向きに撮ると逆光に・・・^^;

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意外と低い所に別の株の小穂がありました^^;

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茎の先端から伸びる細長いものは、葉ではなく花軸です

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花軸はやがて黄色っぽくなり・・・

kamigayatsuri07.jpg
垂れ下がります

撮りにくい被写体ですね^^;

●カヤツリグサ属●
白鷺蚊帳吊(しらさぎがやつり)
紙蚊帳吊(かみがやつり)

タグ:Cyperus
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