関東蒲公英（かんとうたんぽぽ）

Taraxacum platycarpum
キク科タンポポ属の多年草。
開花は４月から６月頃。
日本の固有種。


黄色の舌状花だけからなる頭状花序。直径は3.5cm前後です


舌状花が４個だけ咲いていました


総苞外片は卵状長楕円形で、上部に小角がつきます

総苞外片の長さは、総苞内片の２分の１よりも短いです。


高さは15cm前後になっていました

本州（茨城～長野、静岡）に分布しています。


葉は倒被針形です


葉はロゼットになります

これまでに掲載したタンポポ属の植物はタラクサクムのページから見られます。

タグ：Taraxacum

ローダンテムム・ホスマリエンセ

Rhodanthemum hosmariense
キク科ローダンテムム属の多年草。
開花は初夏頃。
英名、「モロッカン・デイジー（Moroccan daisy）」


白い舌状花と黄色い筒状花からなる頭状花序です

花序の直径は4cm前後でした。


総苞片は長楕円形に近い形でした


高さは10cm前後でした

モロッコに分布しています。


葉は細かく裂け、表面には毛が密生しています

●ローダンテムム属●
ローダンテムム・カタナンケ
ローダンテムム・ホスマリエンセ

タグ：Rhodanthemum

アルギランテムム・イエレンセ

Argyranthemum hierrense
キク科モクシュンギク属の多年草。


舌状花と筒状花からなる頭状花序で、花序の直径は2cm前後です


高さは15cm程度になっていました

エル・イエロ島（カナリア諸島）に分布しています。


葉身は羽状に深裂し、裂片はさらに裂けています

●モクシュンギク属●
アルギランテムム・イエレンセ
アルギランテムム・フルテスケンス

タグ：Argyranthemum

大東海菜（だいとうわだん）

Crepidiastrum lanceolatum var. daitoense
キク科アゼトウナ属の常緑多年草。
開花は１１月から３月頃。


舌状花だけからなる頭状花序で、花序の直径は1.5～2cm弱程度です


舌状花は花弁の先端が５浅裂し、柱頭が２裂しています


総苞片の長さは1cm前後でした


頭状花序が散房状についています

茎は木質化し、葉腋から側枝を出します。


高さは15cm程度でした

大東諸島（北大東島、南大東島）に分布しています。


葉身は倒卵状披針形で、表面には光沢があります


根生葉はロゼットになります

環境省のレッドリストでは絶滅危惧IＡ類（ＣＲ）に指定されています。

●アゼトウナ属●
大東海菜（だいとうわだん）
細葉海菜（ほそばわだん）

タグ：Crepidiastrum

木立ダリア（こだちだりあ）

Dahlia imperialis
キク科テンジクボタン属の多年草。
開花は１１月から１２月頃。
別名、「楤葉ダリア（たらのはだりあ）」、
「皇帝ダリア（こうていだりあ）」
英名、「ツリー・ダリア（tree dahlia）」、
「ベル・ツリー（bell tree）」
「キャンデラブラ・ダリア（candelabra dahlia）」


花の直径は10～15cmになります


淡紫色の舌状花と黄色の筒状花からなる頭状花序です


蜂が飛んでました＾＾


高さは２～３ｍ程度になっていました

メキシコ、中央アメリア、コロンビアに分布しています。


葉は２～３回奇数羽状複葉になります


葉は対生します


茎の下部は木質化します

葉痕の部分が節みたいで、まるで竹のように見えました＾＾；

これまでに掲載したテンジクボタン属の植物はダリアのページから見られます。

タグ：Dahlia

丸葉禎祥草（まるばていしょうそう）

Ainsliaea fragrans
キク科モミジハグマ属の多年草。
開花は１１月から１２月頃。
別名、「葵白熊（あおいはぐま）」
日本の固有種。


３個の筒状花からなる頭状花序です

筒状花の花冠は先が５裂して、先端は丸まります。


総苞は長さ12～17mmの細い筒状です


頭状花序が疎らな円錐花序状になります


高さは60cm程度になっていました

九州（熊本、宮崎、鹿児島）に分布しています。


葉身は卵形で全縁、先端は円形、基部は心形です


果実は痩果で有毛です


広がった毛も綺麗です

環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類（ＶＵ）に指定されています。

●モミジハグマ属●
細葉白熊（ほそばはぐま）
長葉白熊（ながばはぐま）
丸葉禎祥草（まるばていしょうそう）
奥紅葉白熊（おくもみじはぐま）
沖縄禎祥草（おきなわていしょうそう）

タグ：Ainsliaea

エリゲロン・アウランティアクス

Erigeron aurantiacus
キク科ムカシヨモギ属の多年草。
開花は夏から初秋頃。
英名、「オレンジ・デイジー（Orange Daisy）」


橙赤色の舌状花と黄色の筒状花からなる頭状花序です

花序の直径は4～5cmになります。


総苞片は披針形ですかね


高さは20cm弱でした

カザフスタンに分布しています。


葉はヘラ形～長楕円形です

●ムカシヨモギ属●
東菊（あずまぎく）
東菊（あずまぎく）・海岸型
春紫苑（はるじおん）
姫女苑（ひめじょおん）
ペラペラ嫁菜（ぺらぺらよめな）
エリゲロン・アウランティアクス

タグ：Erigeron

白花耽羅田村草（しろばなたんなたむらそう）

Serratula coronata subsp. insularis f. albiflora
キク科タムラソウ属の多年草。
開花は夏頃。


筒状花からなる頭状花序で、花序の直径は5cm弱でした


高さは20cm程度でした

韓国・済州島産とされています。


葉は羽状に深裂～全裂します

タンナタムラソウの白花品種です。

●タムラソウ属●
田村草（たむらそう）
耽羅田村草（たんなたむらそう）
白花耽羅田村草（しろばなたんなたむらそう）

タグ：Serratula

耽羅田村草（たんなたむらそう）

Serratula coronata subsp. insularis
キク科タムラソウ属の多年草。
開花は夏頃。


筒状花からなる頭状花序で、花序の直径は3cm前後でした


まだ筒状花がほとんど開いていないようです


総苞片は広披針形で、先端は尖ります


高さは20cm程度になっていました

韓国・済州島産とされています。


葉は羽状に深裂～全裂します

「耽羅」とは済州島の古名です。

資料が乏しく、詳細は不明です。

●タムラソウ属●
田村草（たむらそう）
耽羅田村草（たんなたむらそう）
白花耽羅田村草（しろばなたんなたむらそう）

タグ：Serratula

平江帯（ひごたい）

Echinops setifer
キク科ヒゴタイ属の多年草。
開花は８月から１０月頃。
「肥後躰」とも書く。


筒状花が１個の頭状花序。先端は５裂し、直径は1cm前後です


頭状花序が球状に集まり、直径は5cm前後になります


花が終わった後の姿です

内側に見えているのは総苞になるのでしょうか？＾＾；


次の花の準備が始まっていました＾＾


高さは40cm前後になっていました

本州（愛知、岐阜、広島）、九州、朝鮮半島に分布しています。


葉身は長楕円形で羽状に深裂します

環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類（ＶＵ）に指定されています。

タグ：Echinops