SSブログ

粟(あわ) [イネ科]

Setaria italica
イネ科エノコログサ属の多年草。
開花は夏頃。
英名、「フォックステール・ミレット(foxtail millet)」

awa05.jpg
果穂が垂れ下がっています

awa01.jpg
これは花なのか果実なのか・・・^^;

awa02.JPG
こちらの果穂は長さが20cm程度になっていました

awa03.jpg
草丈は1~2m程度になります

awa04.jpg
支えがないと撓ってしまいますね

awa06.jpg
粒がぎっしりですね^^

●エノコログサ属●
狗尾草(えのころぐさ)
浜狗尾(はまえのころ)
粟(あわ)

タグ:setaria
nice!(6)  コメント(6) 

浜狗尾(はまえのころ) [イネ科]

Setaria viridis var. pachystachys
イネ科エノコログサ属の一年草。
開花は7月から9月頃。

hamaenokoro01.jpg
小穂の長さは3cm程度です

hamaenokoro02.jpg
芒の根元にある茶色い物は何なのでしょうか?

日本全土の海岸に分布しています。

hamaenokoro03.jpg
花茎は高さが30cmを超えていました

本来の浜狗尾は花茎も短めですが、
内陸に入った個体はエノコログサに近い姿になるそうです。

hamaenokoro04.jpg
茎は倒れて丈は低めです

hamaenokoro07.jpg
こちらの茎も倒れていました

hamaenokoro05.jpg
葉もエノコログサに比べて短めです

hamaenokoro06.jpg
別の株ですが、葉の部分はあまり大きくなりません

●エノコログサ属●
狗尾草(えのころぐさ)
浜狗尾(はまえのころ)
粟(あわ)

タグ:setaria
nice!(7)  コメント(6) 

毛鴨の嘴(けかものはし) [イネ科]

Ischaemum anthephoroides
イネ科カモノハシ属の多年草。
開花は7月から9月頃。

kekamonohashi01.jpg
花穂は2分枝し、花序の長さは6~12cmです

kekamonohashi02.jpg
表面に黄褐色の葯が見えます

kekamonohashi03.jpg
草丈は30~70cm程度です

kekamonohashi04.jpg
線状被針形の葉は互生。表面には圧毛が密生します

kekamonohashi05.jpg
毛が水をはじいています^^

タグ:Ischaemum
nice!(14)  コメント(8) 

数珠玉(じゅずだま) [イネ科]

Coix lacryma-jobi
イネ科ジュズダマ属の多年草。
開花は7月から10月頃。
熱帯アジア原産の帰化植物。

juzudama01.jpg
草丈は約1mです

外見はトウモロコシとよく似ています。

juzudama02.jpg
花柄の先に苞鞘がつき、その上端の穴から雄小穂を出します

雌小穂は苞鞘(ほうしょう)の中にあって見えません。

juzudama03.jpg
雄小穂は長く成長していき・・・

juzudama04.jpg
雄花が開花して雄しべが飛び出します

黄色いのが花粉の入った葯です。

juzudama05.jpg
苞鞘は熟すにつれて黒っぽくなっていきます

juzudama06.jpg
広線形の葉は互生します

鳩麦(はとむぎ)は数珠玉の栽培種です。

●ジュズダマ属●
数珠玉(じゅずだま)
鳩麦(はとむぎ)

タグ:Coix
nice!(14)  コメント(8) 

玉蜀黍(とうもろこし) [イネ科]

Zea mays
イネ科トウモロコシ属の一年草。
開花は6月から9月頃。
南米原産。
別名、「唐黍(とうきび)」、
「高麗黍(こうらいきび)」、
「南蛮黍(なんばんきび)」


夏らしい光景ですね^^

toumorokoshi04.jpg
茎頂に付く雄花穂です

toumorokoshi05.jpg
黄緑色の葯も見えています

toumorokoshi06.jpg
近づいて見るとイネにも似ています

toumorokoshi07.jpg
こちらは雌花穂です

toumorokoshi08.jpg
いわゆるヒゲが雌蕊です

toumorokoshi09.jpg
高さは2m近くになります

toumorokoshi10.jpg
葉は広線形ですかね

toumorokoshi11.jpg
葉の基部は茎を抱き、葉鞘になります

トウモロコシは自家受粉できないうえに風媒花とのこと。
だから必ずまとまった本数が植えられます。
そうしないと実入りが悪くなるそうです。

●トウモロコシ属●
テオシント
玉蜀黍(とうもろこし)

タグ:Zea
nice!(0)  コメント(0) 

薄(すすき)と荻(おぎ)の見分け方 [イネ科]

薄(すすき)荻(おぎ)は既に書きましたが、
今日は見分け方について。

ポイントは、神奈川県・平塚市博物館のサイトに
分かりやすい図で説明されていますが、
せっかくなので写真で比較します。

●生え方●

ススキは、茎が株になりますが、
オギは、茎が一本ずつ、ほぼ等間隔に生えます。


株立ちするススキ(上)と一本ずつのオギ(下)

ちょっと分かりにくい写真ですね(^_^;)

では気を取り直して、

●小穂●

ススキは毛が短く、一本だけすっと伸びた針のような芒(のぎ)があります。
オギは毛が長く、芒(のぎ)はありません。

205831.jpg
ススキ(左)とオギ(右)の小穂 ※画像をクリックすると拡大します

ちなみに、上の写真はカッティング・マットの上で撮っています。
格子は1cmの方眼になっています。

それぞれの種についての説明は、下のリンクからどうぞ。
 薄(すすき)
 荻(おぎ)

タグ:Miscanthus
nice!(0)  コメント(0) 

力芝(ちからしば) [イネ科]

Pennisetum alopecuroides
イネ科チカラシバ属の多年草。
開花は9月から11月頃。
別名、「道芝(みちしば)」、
「狼尾草(ろうびそう)」


紫がかった穂が特徴的

大きな株を作り、抜きにくいことが名前の由来とされています。


どこにでもありそうな草ですね

上の写真は夕方に撮ったので、あまり紫っぽく見えないですね^^;

chikarashiba03.jpg
葯が見えています

chikarashiba04.jpg
草丈は30~80cmになります

●チカラシバ属●
力芝(ちからしば)
白金力芝(しろがねちからしば)

タグ:Pennisetum
nice!(0)  コメント(0) 

荻(おぎ) [イネ科]

Miscanthus sacchariflorus
イネ科ススキ属の多年草。
開花は9月から10月頃。


ススキと良く似た外見です


小穂のアップ


満開の状態。ススキに比べて白いです

ススキとよく似ていますが、
ポイントさえ分かれば見分けられますね。

よく似た種に薄(すすき)葦(あし)がありますが、
見分け方のポイントは、
神奈川県・平塚市博物館のサイトに分かりやすい図で説明されています。
このブログのこちらページでは写真で説明しています。

●ススキ属●
薄(すすき)
八丈薄(はちじょうすすき)
荻(おぎ)

タグ:Miscanthus
nice!(0)  コメント(0) 

葦(あし) [イネ科]

Phragmites australis
イネ科ヨシ属の多年草。
開花は9月から11月頃。
「蘆」、「葭」とも書く。
別名、「浜荻(はまおぎ)」


花が咲いている状態です

簾やよしずの材料となります。


葉は笹に似ています


群生するので一本だけ写すのは難しい・・・

アシの音が「悪し」に通じることから
ヨシ(“良し”に通じる)とも呼ばれるのは有名ですね。


立派な穂になってます

葦とよく似た種に
薄(すすき)荻(おぎ)がありますが、
見分け方のポイントは、
神奈川県・平塚市博物館のサイトに
分かりやすい図で説明されています。

タグ:Phragmites
nice!(0)  コメント(0) 

白銀葭(しろがねよし) [イネ科]

Cortaderia selloana
イネ科コルタデリア属の多年草。
開花は9月から10月頃。
南米原産。
英名、「Pampas grass(パンパスグラス)」


草丈は3mを超えます

隣のヒマワリが小さく見えます。

shiroganeyoshi02.jpg
これを植えるには相応のスペースが必要そうですね^^;

shiroganeyoshi03.jpg
穂の部分だけで60~70cmぐらいはあるでしょうか

南米の草原・パンパス(パンパ)に自生することが名前の由来です。

shiroganeyoshi05.jpg
こちらは雄株です

shiroganeyoshi06.jpg
雄株の花穂は赤みを帯びています

shiroganeyoshi07.jpg
こちらは雌株です

shiroganeyoshi08.jpg
雌株の花穂は白っぽい色をしています

和名は雌株の花穂から付いたのかもしれませんね^^

shiroganeyoshi09.jpg
並べてみると色の違いがよく分かります

タグ:Cortaderia
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。